2014年9月7日日曜日

パティのくれた贈り物⑥


ある日の夕方、私が帰宅して居間に入るとなんだか暗~い、重たい空気が・・・お父さんとパティがカーペットの上にシューンと寝転がっている。
『どうしたの?』『おばあちゃんの病院にお迎えに行って、駐車場で飛び出し止まっていたタクシーの下に入り込んだ、で、動きだしちゃったので足をひかれちゃったんだ・・・』
あらら・・・、それは大変、なんたって、落ち着かないからすっ飛んで行っちゃたんだね。
急いで、いつものお医者さんに連れて行ってギブスをあてがってもらったそう。
『足が短いから通常のギブスではサイズが合わず先生が手直ししてあてがってもらったんだよ。』
足短いもんねえ。固定のテーピングの赤さが痛々しさを増強。


帰ってもいつもの元気さはさすがになく、おとなしいね。
それでもおしっこはしたい、いつもおもらしで頭を悩ませられているのに、こんなときは痛い足をひきずって一生懸命おトイレに歩いて行くんだね。
そーっと、そーっと足を広げておしっこできたね。
えらいね。


痛みも落ち着いてくるといつもの元気が復活してきた!
最初はそーっと歩いていたけど、だんだんいつものスピーディさが出てきて、すっかりギブスが足の一部となっている。だからどこにいてもカッタン、コットン、そのうちカタッ!カタッ!カタッ!家の中の騒々しさが増してきた。
さすがに外散歩はいけないのでしかたないか、外へ出るときは抱っこされ、通りすがりの人に同情され、けっこう痛い気なかわいそう感だしたり、役者だね。

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